表題の通り、11月1日より207株式会社で正社員になりました。ニーマルナナと読みます。 (業務委託としては7月から働いています)
本稿は207とはどんな会社か?207でなにをするのか?なぜ転職し、207を選んだのか?を綴った、いわゆる入社エントリです。
207株式会社について
207は物流の"ラストワンマイル"(地域の配送拠点から個人宅に荷物が届くまでの区間のことを言います)の大きな課題をテクノロジーの力で解決することを目指す会社です。 創業から3年半、業務委託や副業のメンバーを合わせてもまだ20数名の小さなスタートアップです。 現在、物流業界はEコマースの発展により個人宅向けの宅配荷物の増加が進む一方、運び手が不足し、荷物を運びきれないという問題が年々深刻化しています。 みんながAmazonやZOZOTOWN、メルカリを使うようになり、荷物が増え続ける中、運ぶ人の数は減っているというわけですね…。 解決するには配送業務の効率化や新たな物流網の構築が不可欠です。207はこの課題に取り組む会社です。 事業としては、配達員の業務効率化アプリ「TODOCUサポーター」や、物流企業向けのクラウドツール「TODOCUクラウド」といったサービスを提供しています。
207でなにをするのか
職種はこれまでと変わらず、プロダクトマネージャーをする予定です。 207ではこれまでCTOの福富がプロダクトマネージャーを兼任しておりましたが、その業務を引き継ぎます。 (また、会社としては1人目の専任のプロダクトマネージャーになります。)
なぜ転職したのか
「やっぱり人々のライフスタイルを変えるサービスを作りたい」という想い
わざわざ"やっぱり"と書いたのには理由があります。 僕は新卒のとき「人々のライフスタイルを変えるサービスを作りたい」という想いを持ち、メルカリに入社しました。 そして過ごした多くの時間をシェアサイクルサービス「メルチャリ(現・チャリチャリ)」の立ち上げとグロースに費やしました。 メルチャリはオフラインでユーザーの姿が見えるサービスだったこともあり、自分が作るサービスで明らかに誰かの生活を変えている手触り感があり、それがこの上ない喜びでした。
メルカリを退職してから2年半、nana musicで学生時代に打ち込んだ音楽に関わるサービスを作る楽しさの一方で、メルチャリの経験が忘れられず「やっぱり人々のライフスタイルを変えるサービスを作りたい」という想いが大きくなり、転職を決意しました。
なぜ207を選んだのか
「全体的にビビッときたんだよね」と言ってしまえばそこまでなのですが、あえて言語化するなら僕が207を選んだ理由は以下の3つです。
- 物流"ラストワンマイル"の面白さ
- 一緒に働く人、会社の文化
- 会社と事業のフェーズ
物流"ラストワンマイル"の面白さ
転職の理由から、まず人の生活に寄り添うドメインで事業を展開していることが必須条件でした。当初は物流と聞いてもなんだかピンとこなかったのですが、207が取り組む”ラストワンマイル”領域は僕らの生活に密接に関わっています。 荷物を受け取るときって、よく考えたらめちゃめちゃ不便です。 例えばこんな経験はないですか…??
- 「今日は荷物の受け取りがあるから午前中は家を出れない」
- 9~12時の時間指定をしたものの、10時には家を出てしまうので実際には「9~10時の間に来てくれないと受け取れない…」
実はこの「時間指定」の仕組みはおよそ30年間変わっていません。僕らは30年変わらない仕組みの中で物を受け取っています。 こういった日常生活の負を、配送の効率化や新たな物流網の構築を通じて解決し、「いつでもどこでもモノがトドク世界」が作れたら人々のライフスタイルは大きく変わる…そう思ったらワクワクしていました。
一緒に働くメンバー、会社の文化
次に一緒に働くメンバー、そして会社の文化です。 前提として、僕は偉大な会社を作るためには以下が絶対条件だと思っています。
- メンバーが自律的に行動すること
- そのための文化やアセットを揃えること
この点においても207は自分が求める環境に限りなく近いと感じました。 まず、一緒に働くメンバーは優秀で自律的に駆動する人が集まっています(さらにみんなめちゃめちゃ良い人です)。 そして207には3つのValue(行動指針)を軸とした組織文化がしっかりとあります。 特にValueが極めて高いレベルで組織のOSとして浸透しています。まだまだ磨き高める必要はあるものの、これまで副業等含め関わったスタートアップの中でこれほどのレベルでValueを徹底し、浸透している会社はありませんでした。 また、CEOの高柳はシリアルの起業家なのか?と疑うほど会社の文化へのこだわり、そしてその浸透にかける思いが半端じゃありません。この経営メンバーの姿勢も決め手となりました。
会社と事業のフェーズ
最後が会社と事業のフェーズです。 今回の転職にあたり「自分が加わることで、大きく成長すると感じられる会社に入る」と決めていました。 これは新卒で入ったメルカリという会社への憧れと挑戦です。 僕はメルカリの社員数が300~1800人の時期に在籍し、会社が急拡大しながら社会を変えていく姿を間近で見ました。また、在籍期間中に上場も経験しました。 一方で自分がこの成功の一端を担ったという感覚はなく、たまたま会社のそういうタイミングに居合わせただけだとも思っています。 今度は自分でそういう会社を作りたい、自分の手でそういう成功へ会社を導きたいという想いが強くあります。 207は現段階では「高いポテンシャルを感じるものの会社も事業もまだまだ、この先どうなるかは自分たち次第」そんな会社です。その分、自分の手でホンモノにするチャンスがあります。このタイミングで乗るべき船だと感じました。
さて、やっていきます!
長々と書きましたが、最高のタイミングで最高の会社に巡り会えたと信じています。 あとは一歩ずつ理想に向けて進んでいくのみです。やっていきます💪 引き続き、よろしくお願いします!
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